おはようございます。ひよこです。
地位財と非地位財をご存知ですか?
わたしはつい最近知りました。
聞き慣れない言葉かも知れませんが、より良い毎日を過ごすためには、知っておくといいかもしれません。
地位財と非地位財とは
経済学者で米コーネル大学教授のロバート・フランクさんによって提唱されたようです。
地位財
他人との比較によって満足が得られる財
比較で満足するというのは、あまり良くない印象ですね。
非地位財
他人との比較とは関係なく満足が得られる財
ふむ。比較しなくとも満足できるというのはなんとなく良い印象ですね。
具体例
どんなものがあるのか考えてみましょう。
■地位財の一例
お金、社会的地位、モノ
なるほど。確かに比較して満足度が上がりそうな印象ですね。
■非地位財の一例
健康、自主性、社会への帰属意識、良質な環境、自由、愛情
こちらも一定程度は比較して満足しそうなものが含まれいてる印象ですね。
地位財は他人との比較によって価値が変わる
一般的に、地位財は幸福感が長続きしないと言われています。
例えば、高級な外車を買った場合、一時的には所有欲等が満たされて幸福度は上がると思います。
ですが、数年もするとまた新しい車が発売されて、それを友人が買っていたら、自分の車が見劣りし、羨ましくなり、幸福度は下がる。なんてことありそうですよね。
非地位財は他人との比較で価値が変わらない
一方で非地位財は、「他人との比較で価値が変わらない」ため、幸福感が長続きすると言われています。
例えば、日々の運動によって手に入れた、「肩の凝りづらい体」や、日々の行いによって育まれた「家族の愛情」等。
但し、人により価値観や必要なものが異なるので、
一概に「これは地位財で、これは非地位財」と言い切ることはできません。
同じものでも見方が変わると「地位財」にも「非地位財」にもなる
例えば、地位材に「モノ」が含まれていますが、私が使っているトラックボール。
私にとっては「他人との比較によって満足が得られる財」じゃないです。
毎日の仕事を快適にこなすためのパートナー的存在。これがないとなると、わたしにとってはストレスな日々となります。
どちらかというと、「他人との比較とは関係なく満足が得られる財」ですね。
次は、非地位財に含まれる「健康」が含まれていますが、
人と比べて、太っている
人と比べて、痩せている
人と比べて、筋肉が足りない
etc, etc,,,
そうなってくると、「もっと痩せなきゃ!」「もっと筋肉をつけなきゃ!」ってなってきて、「他人との比較によって満足が得られる財」になってきますよね。
結局のところ、それぞれの考え方、ものの見方なんですよね。
買い物をする際、「これは私にとっての地位財か、非地位財か」ということを少しでも考えてみると、より良い生活、より良い人生につながっていくかもしれませんね。
また書きます。
良ければこちらもどうぞ。