おはようございます。ひよこです。
2022年2月から始めたつみたてnisaを辞めてしまいました。
理由は様々あって、インデックス投資の長期積み立てに疑問がわいてきたからです。そもそも、積み立て投資の複利計算についてもずっと懐疑的でした。
長期投資の問題点
仮に投資信託でS&P500をコツコツ積み立てして買っていた場合、円に戻す際の相場環境が良くなければ、基準価額は下落し、複利効果は得られないどころか損失だけ生まれます。
例えば、2000年に買い始めて、2010年くらいに売ったとしたら、どのタイミングで買ったものも全てマイナスですよね。
まぁ、このケースは10年しか経過してないですが、今後20年間でそうならないとは言えませんよね。だって長い未来ほど見通せないですよね。
わたしたちよりも圧倒的に投資歴の長い、超著名なジム・ロジャーズもそういっています。
S&P500に積立投資をしても儲からない時代が来る ジム・ロジャーズ世界的投資家が予言
「ここ20年間はアメリカの代表的な株価指数であるS&P500のインデックスを買っていれば儲かっていたかもしれないが、向こう20年は儲からないと思う。今であれば、どちらかと言えば日本のインデックスを買うべきだ。しかし皆はすでに上がった資産を買いたくて、横ばいの日本インデックスには手を付けないだろう。」
長期投資の持つメリットは嘘
以下、日本証券業協会による長期投資の持つメリットを転記します。
長期投資の持つメリットとは
・複利効果が得られる
投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていく「複利の効果」があります。投資期間が長いほど、複利効果も大きくなる傾向があります。
・収益率が安定する
投資期間を長くすることで、運用成績の悪い時期と良い時期がならされ、一年あたりの平均的な収益率は安定する傾向があります。
・長期的な視点で投資を考えることができる
短期的な見方や時々のトレンド(傾向)に惑わされることなく、近視眼的な損失回避の無駄なコストを抑制する意味があります。
・失敗しにくい投資の仕組みを活用できる
長期投資の持つメリットを活かすためには、心理的バイアス(偏り)を排除するために積立ルールを作り、リスクを減らす目的で分散投資を行うことが必要です。
複利効果が得られる
投資資金を運用して得られた利益が更に運用されて増えていく「複利の効果」があります。投資期間が長いほど、複利効果も大きくなる傾向があります。
収益率が安定する
投資期間を長くすることで、運用成績の悪い時期と良い時期がならされ、一年あたりの平均的な収益率は安定する傾向があります。
長期的な視点で投資を考えることができる
短期的な見方や時々のトレンド(傾向)に惑わされることなく、近視眼的な損失回避の無駄なコストを抑制する意味があります。
失敗しにくい投資の仕組みを活用できる
長期投資の持つメリットを活かすためには、心理的バイアス(偏り)を排除するために積立ルールを作り、リスクを減らす目的で分散投資を行うことが必要です。
じゃぁどうするのか
原 彰宏さんのコラムで以下のように書かれています。
短期で運用するより、マーケットが右肩上がりに上昇する期間が長い可能性が高いと判断されたときに、長期保有のほうが投資効率は良いと判断され用いられる手法です。つまり、マーケット環境から長期保有することで大きな利益を得るのが本来の「長期投資」の意味であり、長期保有することがリスク軽減につながるものではありません。そこを勘違いしないでください。繰り返しますが、長期投資は、利益幅を大きくするための手法であって、決してリスク軽減する手法ではないということです。
これからの投資では、利益が出ていればこまめに現金に換えておくことが得策かと思います。投資の時間軸は長くて1年とし、そのつど投資を見直すスタンスが良いと思います。長期投資に馴染まない環境がおとづれると思われますので、投資期間は短めが良いと判断します。これだけ明確に、2~3年後の米国市場の下落予想が出ているときに、リスク資産を長期保有する投資手法を選択する必要はないと思います。
これからの投資環境を考えると「長期投資」には気をつけよう ~「退職金で初めての運用」は危険!~
マーケットが右肩上がりに上昇する期間が長い可能性が高いと判断されたときは、長期保有する。そうじゃなければ、投資の時間軸は長くて1年とし、そのつど投資を見直し、利益が出ていればこまめに現金に換えておく。そういうことですね。
相場が右肩上がりの可能性がある場合
以下、日経平均株価の推移です。
2012年12月26日以降にアベノミクスが始まったとのことですが、まさにこのときに長期投資を始めていたら、最高ですね。
そこそこの期間で安く買って高く売る
以下、NASDAQの推移です。
例えば、長期20年ガチホ、積み立てを行うという考えに囚われなければ、2019, 2020年の下落のタイミングで利確。また、2020年からの上昇トレンドに乗るなんてことも可能といえば可能ですよね。
そんなうまくいくのか
ただし、相場なんて誰にもどうなるかわからないですし、プロでも損を出す世界です。相応の勉強と普段から投資を続けていなければ無理ですね。
とはいえ、2022年以降の相場なんてどうなるかわからない。
こんな感じになる可能性だってあります。
まとめ
長期投資が一番いいっぽいことがよく言われますが、本当にそうなのかを考えてみました。
実際のところ、長期投資をやめるとなると日々の勉強がかかせなくなると思いますし、長期投資よりも損失も出す可能性もあります。
ですので、精神的にも肉体的にも負担はそこそこなものになると思われます。
※ここ最近トレードを続けているわたしは精神的にも肉体的にも負担が大きいです。経験が少ないことや慣れていないという面も大きいと思います。でも、割と楽しいです。
但し、20~30年間放置して、「さぁ、引き出そう」というときに期待した金額になっていなかったら。大暴落していたら。どうしましょう。
やはり、日常的にある程度の取引をしておかないと、経済状況はわからないし、値動きは読めないし、経済のサイクルもわからない。
そんな状況だと対策はとれないのではないでしょうか。
日々の動向を追っていれば、現金化する何年か前に「そこそこ上昇」していれば手仕舞いすればいいでしょうし、下落する兆候がみられるようであれば、多少目減りしていても手仕舞いすればいいでしょう。
何もわからない状態というのが一番危ないです。
ということで、つみたてnisaや特定口座の積み立ては一旦全て手仕舞い。
最近の上昇のおかげでプラス2万円くらいになりました。
来年、再来年になってみたら、やっぱり長期投資だね。ってなるかもしれませんが、しばらくは勉強して、経験を積んで、自分に最適な方法を考えてみたいと思います。
またかきます。